「TOEIC TEST 入門特急 とれる600点」：TOEICのスコアに伸び悩んだときの神の1冊！

TOEIC® TEST 入門特急とれる600点

著：TEX 加藤/Ross Tulloch

今回は、TOEICのための学習におススメの参考書のご紹介です。

TOEICテストと言えば、TEX 加藤先生と言うくらい、有名な先生の著書です。

実は私、勝手にTEX 加藤先生にはすごく親近感を持っていて。
職場の上司にすごく似ているんですよね。笑

すごくユーモアがあるところとか、見た目とか、とても似ていて、他人とは思えないくらい。

なので、本屋でTEX 加藤先生の本を見つけると、思わず手に取ってしまうという・・・。

そしたら、毎回ハズさずに、面白くていつも買ってしまうのですが、この本は特に私のツボだったので、まだ読んでいない方には、ぜひおススメしたくて今回記事にしてみました！

ちなみに、私が主催している英語の社内勉強会でもテキストとして使わせていただいています！！

それくらい、レベルによらず、初級者のひとにもわかりやすいのです～。

対象は？

さて、今回ご紹介する「TOEIC TEST 入門特急とれる600点」ですが、タイトルには600点と書いてあるので、600点を目指す人向けという風にとらえる人もいるかもしれませんね。

ですが、私は新TOEIC TESTになってからまだ受験したことがない人は、レベルに関わらず、読んでいただきたいと思っています。

基本的には、TOEICのスコアが400点～550点くらいの受験者が、600点を超えるために必要な基本知識が書かれているのですが、それ以外にも効率的なTOEICの勉強法やTOEICそのものについても詳しく書かれているので、英語初級者～上級者まで十分に活用できる内容になっていると思います。

内容は？

■ TOEICの試験そのものについて

TOEICがどのような試験か、また会場や受験料についても詳しく載っています。

そして、なんと、本の中に「実際の試験の流れ」というセクションがあって、試験前日～当日の流れが6ページにもわたって説明されていて、TOEICの試験を受けたことがない人も、まるで自分が試験を受けたことがあるような気分になります。

結構細かいです。(す、すごいなぁ・・・。)

また、公開テストとIPテストの違いや採点方法など、意外と知らなかったりしますよね。

私はこれまでTOEICの試験そのものについて勉強することがあまりなかったので、この本は本当に「へ～！」ということが盛りだくさんでした。

■ 新TOEICテストについて

2016年の5月にTOEICの出題形式が一部変わりましたよね。

もちろん、TOEICの更新ウェブサイトにも載っていますが、「入門特急とれる600点」では、より詳しく解説されています。

実際の問題を通して、変化点が解説されているので、とても理解しやすいです。

■ 各Partの解説(英語の参考書として)

練習問題と実践問題を通して、Part1～Part7までが細かく解説されています。

問題中に使われている単語やイディオムもしっかり解説してあって、辞書がなくても読み進められます。

TOEICの試験問題に沿った文法解説もわかりやすく、今一度英語を勉強し直したい、と思っている人にも役立つと思います。

この点に関しては、本のタイトルにもある通り、TOEICで600点を目指す人向けの内容なので、英語中級者以上の人には、物足りない内容になると思いますが、逆にTOEIC400点レベルの初級者の人にとっては、一から教えてくれるTOEICのバイブル的な参考書になること間違いなしです。

■ 各Partの解説(TOEIC対策として)

私は個人的にこの部分が、この本の一番のポイントだと思っているのですが、以下のポイントで、「TOEICを攻略するためのコツ」がぎっしり詰まっているのです。

各Partの特徴と解説
各Partの出題傾向
各Partの解き方
各Partの時間配分
ひっかけ問題の見破り方
試験時の気持ちの持ち方

英語ができればTOEICのスコアも高くなるのはもちろんなのですが、それだけでは解けない問題があるのがTOEIC。

英語力に加えて、タイムマネジメントと情報処理能力が試される試験なのです。

実際のビジネスでは、メール1本読んで返信するのに2時間も3時間もかけられないので、TOEICの試験は、必要な情報を限られた時間で読み解く・聞き取るところに重きが置かれています。

英語力はいわずもがなですが、それ以外の部分もトレーニングすることが、TOEICでハイスコアをたたき出すために必要なことです。

そういったトレーニングもこの本で効率的に行うことができます。
TOEICでハイスコアを取りたいなら、TOEICのための勉強をしなくてはならないのだと、実感しました。

音声が無料でダウンロード

TEX先生太っ腹すぎでしょう。

なんと「入門特急とれる600点」で使われている英文の音声ファイルが無料でダウンロードできるのです。

リスニングパートだけでなく、リーディングパートの英文もダウンロードできるというスゴさ。

本に書かれている効果的な勉強法と合わせて利用したいですね！

参考書らしくない参考書

もちろん、いい意味で、です。

TEX 加藤先生の文章は、口語的なものが多く、とっても読みやすいのです。

言葉も、難しい表現ではなく、誰にでもわかりやすく書いてあるので、読んでいてスッと頭に入ってくるんですよね。

更には、さすがに若い子たちを教えているだけあって、生徒たちとのやり取りが面白い。

なんともユーモアあふれるやり取りが、そのままの口調で盛り込まれています。
思わずふふっと笑ってしまうので、電車の中で読むときは注意ですよ。

学生の頃に、こんな先生に出会っていたら、ここまで来るのにこんなに苦労しなかったのになぁと思ってしまいます。。。

そして、文庫本サイズなので、軽くて小さい。
持ち運びに便利です。

電車の中や休み時間など、ほんのちょっとした隙間時間を使って読むことができます。

新TOEIC TEST対策ならこの1冊

TOEICというテストについて知るには、ベストでマストな1冊です。
まずは敵を知り、対策を立てる、その大切さを実感できると思います。
TOEICを戦略的に受けたいと思っている人は、ぜひ読んでみてくださいね！

私、とにかくこの本が気に入っていて、社内勉強会のテキストにするくらい使い込んでいるのですが、見出しのところとかもう曲がっていて、もうボロボロになるくらいで・・・。笑