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小手先のテクニックでTOEICのスコアがアップする勉強法

TOEICのスコアがなかなか伸びずに悩んでいる人はいませんか?

それは、あなたの英語力が問題なのではなく、TOEICの試験のための英語勉強法が間違っているのかもしれません。

TOEICの試験でスコアアップするためには、2つのポイントがあります。

1つ目は、言わずもがな英語力の向上です。←当たり前ですが、一番大事なとこ。
そして、2つ目が今回のテーマとなる、小手先のテクニック。

今回のトピックは、英語の勉強なくしてTOEICで高スコアを出すことはできませんが、英語そのものの勉強とは別に、スコアアップのためにできることが少しだけあるよ、というお話です。



基本的に、私のスタンスは、「TOEICでいいスコアをとるために勉強する」のではなく、「英語が上達したかどうかをTOEIC(じゃなくてもいいのですが、何か英語の試験)を受けることによって可視化する」というものです。

じゃあ、小手先のテクニックなんて矛盾してるんじゃないの?

と思われる方もいると思うのですが、基本スタンスがあった上で、「やっぱり取るならいい点数を取りたい!」という願望もあるわけです。笑

ですから、私と同じように、「英語の勉強をした上で、自分の能力分析のためにTOEICの試験を受けるけれど、せっかくとるなら周りに対するインパクトもあるし、より高いスコアを取りたい!」という欲張りさんのために、ちょっとしたTipsをお伝えしたいと思います。

今回はTOEICに限定しますが、英語に限らず他の試験にも通じるところがありますので、是非参考にしてみてください。

誰にでも今すぐできることです。
それは、敵を知り、対策を立てること。

当たり前すぎて、誰でも知っているけれど、意外と戦略的にやっている人が少ない。

TOEICの勉強をするときに、少しだけ気を付けることで、誰でも確実にスコアアップができます。

誤解しないでいただきたいのですが、本記事は英語の勉強をせずにTOEICのスコアを上げる方法ではなく、TOEICの勉強をするときにあることを意識する(戦略的に勉強する)ことによって、その勉強の効果を何倍にもする方法、というものなので、基本「英語の勉強をする」ことが前提になっています。

楽してスコアアップしたいという方には、あまりお役に立てない記事だと思いますので、悪しからず・・・。

敵(TOEIC)を知るとは?


Know yourself as well as your enemy.
敵を知ると同時に自分自身を知れ
know your enemy, know thyself, and you shall not fear a hundred battles.
敵を知り己を知れば百戦危うからず

敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない

『孫子・謀攻』より


当たり前のことだと思われるかもしれませんが、TOEICの試験でスコアアップしたいなら、まずはTOEICの試験そのものについて知っておく必要があります。

どういう試験なのか?
どういう出題形式なのか?
どういった能力を測る試験なのか?

出題傾向などを分析し、戦略的に勉強することによって、出題者の意図が見えて正答率が上がり、結果としてスコアが伸びます。

試験には、その試験に合った勉強方法が必要です。

例えば、TOEICの試験問題は、Reading/Listeningパートで構成されています。

限られた勉強時間の中で効率よくスコアアップするためには、Reading/Listeningに特化した勉強法をとる必要があります。この場合、Speaking/Writingよりも、Reading/Listeningに比重を置かなくてはなりません。

英語力を上げる、という意味では当然バランスよく勉強することが必要で、特にSpeaking/Writingと言ったOUTPUTの勉強は必須です。

しかし、今回は、「TOEICでいかに効率よく点数を伸ばすか」、というところフォーカスしているので、そういう場合に限っては、それ相応の勉強法がある、と言うことです。


TOEICってどんな試験?

英語によるコミュニケーション能力の中でも、「聞く」「読む」英語力を測るための試験です。

試験問題に使用されるテーマは、メール・会議・広告・新聞記事など、ビジネスで日常的に目にするシチュエーションがほとんど。

対策:

文学的な内容の小説や専門的な知識が必要な内容の問題は出ないので、勉強するために選ぶ素材は、ビジネスよりのものを選ぶ。


試験の構成

リスニング    : 約45分間/100問
リーディング   : 75分間/100問

  • 合計約2時間で200問に答えるマークシート方式のテスト
  • 解答はすべて問題用紙とは別の解答用紙に記入する
  • 試験終了後に問題用紙も回収され、問題用紙にはメモを取ってはいけない
  • テストは英文のみで記載されている
  • 出題形式は毎回同じ
  • 英文和訳・和文英訳といった設問はない

対策:

①勉強するための問題集は、TOEIC用のものを使用すること

記述式の問題を解くのは英語そのものの勉強にはなりますが、時間がかかるため、効率的ではありません。

TOEIC用の問題集なら、選択肢から選んでマークする問題構成になっているため、無駄のない勉強ができます。

②Readingパートの問題を解くときに、必ず時間を計る

Readingパートは75分間で100問を解かなければいけません。TOEICの試験は情報処理能力を測る試験でもあるため、1問にかけられる時間が短いため、時間をかけずにササッと解く必要があります。

意外とタイムマネジメントは難しく、体で覚えるためには何度も繰り返し時間を計りながら問題を解く練習をしなければ身につきません。

③Listeningパートで先読みにあてられる時間を把握する

2016年の5月にTOEICの試験が新形式になりましたが、そういった大きな改訂以外は、試験の出題形式は変わりません。

と言うことは、Listeningパートで放送されるDirectionは、毎回同じです。つまり、聞く必要のない部分を把握することで、先読みにあてる時間が作れます。


試験内容

Listening
Part1  写真描画問題  6問
Part2  応答問題     25問
Part3  会話問題     39問 (13個の会話×3問)
Part4  説明文問題    30問 (10個の説明文×3問)
Reading
Part5  短文穴埋め問題   30問
Part6  長文穴埋め問題   16問 (4個の文書×4問)
Part7  読解問題      54問

対策:

Listening/Readingそれぞれの内容、問題数を確認し、解き方をあらかじめ確認しておく。

試験の構成のところでも書きましたが、解き方を知っておくことで、Listeningパートは先読みの時間ができます。

また、ListeningであれReadingであれ、出題形式を知っておけば、当日の試験で落ち着いて解くことができます。

Readingでは、各設問にあてられる時間を知っておくことが最も大切で、目安としては下記の通りです。

  • Part5 短文穴埋め問題 25秒×30問=13分
  • Part6 長文穴埋め問題 2分×4文書= 8分
  • Part7 読解問題 1分×54問= 54分

TOEICの試験では情報処理能力が大きく問われますので、即断・即決で解いていく必要があります。

タイムマネジメントをしっかりと意識しておかないと、時間切れで試験終了となり、本来解ける問題を解かずに採点されるというもったいないことになります。

普段の演習の時から、時間を気にしておくことで、本番に力を発揮できます。

まとまった時間が取れなければ、例えばPart5を10問だけ選択肢、4分で解くといった感じでも構いません。

これなら、1日5分あればできますよね。


配点

  • Listening/Readingがそれぞれ5~495点で5点刻みで採点される
  • 問題の難易度によらず、配点は同じ
  • 間違っていても減点はされない

対策:

①難しい問題で考え込まずに解ける問題から解く

難しい問題も簡単な問題も配点が同じと言うことは、正解した数=スコアになります。つまり、簡単な問題を確実に解くことがスコアアップにつながります。

例え本番でなくても、難しい問題はさっさと切り上げて、気持ちを切り替えて、時間が来たら次の問題に移ってください。

最後の問題まで到達したら、答え合わせをして、そのあとで難しいと感じた問題をじっくりと解きなおします。

②わからないときは、適当に塗りつぶして次へ

選択肢ABCDの出る確率はほぼ同じなので、全部Aとか全部Cとか同じもので塗りつぶす


まとめ

TOEICのスコアアップを狙って勉強するならば、普段の勉強から以下のことを意識して問題を解きましょう。

  • 新形式対応のTOEICの問題集を使う
  • 常に制限時間を意識して問題を解く
  • 演習でも難しいと感じた問題は後に回して、まずは解ける問題から解く

タイムマネジメントを意識し、簡単な問題から解くことによって、今まで最後まで解ききれずに時間切れになっていた人は、今まで捨てていた設問の数が多ければ多いほど、確実にスコアアップできます。

是非、普段の英語の勉強の際に取り入れてみてくださいね。



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